Google モバイルフレンドリーをランキング要素に追加

以前より話題となっている Googleモバイルフレンドリーですが、2015年4月21日よりランキング要素として使用するとの発表がありました。もう1年が経ちます。ランキング要素として使用するという言葉の意味はモバイルフレンドリーとなっているウェブサイトは優先的にクロールされる(検索される)ということになります。

言い方を替えますと、モバイルフレンドリーとなっていないウェブサイトは検索され難くなるということになります。検索され難くなると言う言葉を極端に表現すると検索されない、検索結果に表示左内、検索結果が現在より下がるということになります。

Google モバイルフレンドリーがランキング要素に追加されるとどのようになると言いますと、スマートフォンで検索したときの検索結果に影響が現れます。モバイルフレンドリーになっているウェブサイトはスマートフォンで検索をした場合において、優先的に検索されるようになります。パソコン、タブレットなどを使用した場合には影響が出ないと言われています。

考え方としては Googleはスマホ向け、パソコン・タブレット向けの検索エンジンがあるということになります。スマホを使用してGoogleから何かしらの情報を検索する場合はモバイル向けのGoogleを使用します。パソコン・タブレットを使用して検索をする場合にはパソコン・タブレット向けのGoogleを使用します。ひとことで Googleと言っても実は自身が使用するデバイスによってGoogleの検索エンジンを使い分けているということになります。

そういことなら、うちはパソコンを使用したお客さんをメインとしているから関係無いなという考えを持ってしまうかもしれません。それは、それで良いと思います。ただ、スマートフォンを使用するユーザー数はパソコン利用者よりも多くなってきています。

ちなみにスマートフォンの普及率と使用率がどれほど多いのかと言いますと、総務省のウェブサイトに
利用状況が紹介されています。

平成25年末のデータとなりますが下記のようになります。

平成25年末のインターネット利用者数 10,044万人

  • 自宅のパソコンが 58.4%
  • スマートフォン 42.4%
  • 自宅以外のパソコン 27.9%

上記の数値を合算しますと100%を越えるということは、スマートフォンとパソコンを兼用しているユーザーが居るということになります。つまり、ユーザーは自分の置かれている環境によってインターネットを利用するデバイスを変えているということが伺えます。自宅以外のパソコンは、会社内のパソコンの可能性もあります。

※総務省ウェブサイトばっすい

スマートフォンでインターネットを利用しているユーザーが多いことに気が付きます。42.4%ですから、殆ど半数となります。もし、スマートフォン向けのウェブサイトを構築していなかったら、スマートフォンでインターネットを利用しているユーザーを取りこぼしているということになります。

スマートフォンという小さなデバイスで何が出来るのか?と考えている時代はとっくに終っています。最近ではスマートフォンからネットショップをするというユーザーも増えてきましたし、スマートフォンのみから利用ができるオークション・アプリなどもあります。スマートフォンでも快適なウェブ・ブラウジングが出来るようにすることがユーザビリティを高めていきます。

実際に私もスマートフォンでインターネット接続をすることが多いです。スマートフォンの方が手軽だからです。インプットした情報を更に深く知りたい時には重宝します。

いまいちど、スマートフォン対応サイト、レスポンシブサイトのことを考えてみると良いでしょう。